遺言書を理解する

「自分には財産など無いし、遺言書はお金持ち限定で必要な書面だろう」と我関せずの方々の判断が結果、没後家族親族間で大袈裟で無く、骨肉の争いを招いてしまうケースが後を絶っていない現実をご存知でしょうか。祖父の他界をキッカケに、それまで頻繁に交流していた親戚と急に疎遠になり、理由も分からぬまま寂しい思いをされた経験をお持ちであれば、子供だった皆さんの知らぬところで、こうした悲しい状況となっていた可能性が否めません。「金の切れ目が縁の切れ目」なる悲しい現実を回避すべく、そして何より残された家族親族に理不尽な負担を残さぬためにも、遺言書は作成しておくべき重要な書類だと捉えるべきなのです。

今日インターネット検索を活用すれば、遺言書作成関連情報を簡単に閲覧出来ますが、いざそれらの内容の確認を進めて行くと、僅かな不備から無効となってしまうリスクや、遺言書に記載した全ての内容が最優先されるとは限らぬケースなど、その複雑さに腰が退けてしまわれる可能性も否めません。結果専門家に作成を依頼するとなれば、当然費用の負担が避けられず、結果堂々巡りから見着手となってしまっては意味がありません。

ここでは専門的な知識のご紹介の前に、遺言書を作成する必要性や、どこに相談依頼すれば確実なのかなど、遺言書作成に具体的に着手する前段階に知っておいていただきたい予備知識を中心にお伝えします。まずはこの書式の必要性と重要性を正しくご理解いただければ幸いです。